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不妊症

不妊症について

不妊症とひと言で言っても・・・

「不妊症」の定義はとてもあいまいです。 日本産科婦人科学会では、「ある一定期間、性生活を行っているにもかかわらず、避妊しないで2年以上妊娠に成立をみない場合を不妊という。その一定期間については1年から3年までの諸説があるが、2年というのが一般的である。」と定義していますが、 不妊症というのは「結果として妊娠しない状態」のことであって、身体の状態を定義しているものではありません。

つまり、「不妊症」というと、いかにも病気のような印象を受けますが、実はとてもあいまいなものなのです。  “なぜ妊娠しないのか?”という観点からいえば、たまたま「妊娠しづらくなっている」のかもしれませんし、もしかすると、妊娠を妨げる要因があって、不妊治療を受けなければ「妊娠できない」状態なのかもしれません。あるいは、年齢の影響で時間がかかっているだけなのかもしれません。 このように、ひと言で「不妊症」といっても、その原因や程度、状況は、それぞれのカップルによって全く異なるというわけです。 まずは、自分たちの状態を正確、かつ客観的に把握することからスタートすることが大切です。

もしも物理的に(身体の異常により・・たとえば卵管が詰まっていて精子が通れない、男性側が無精子症であるなど)、あきらかに妊娠できない特定の原因がある場合などは、病院の外科手術やそれに対処した治療を受けることで、妊娠へ大きく近づけることでしょう。

妊娠するまでの時間

しかし健康上は問題のないカップルでも、女性の年齢によっても妊娠のしやすさは左右されます。そして、近年は晩婚化や晩産化の影響で、子づくりをはじめたときには、すでに「妊娠まで時間がかかる年齢」になっていて、そのため「なかなか妊娠しない」と感じる人が多くなっている印象です。哺乳類の中でも他の動物に比べて妊娠しづらい人間の生殖活動は、よい精子とよい卵子が出会う、”偶然性”が少なからず影響していることも事実。そして、そのために、カップルによって妊娠するまでに要する期間が異なってくるというわけです。

けれどもここで考えなければいけない大切なことは、たまたま出会うタイミングを期待して待つ以前に、妊娠できる≪妊娠力≫を備えているからだかどうかということです。

妊娠しにくいからだとは


1 からだが冷えている(冷え性・低体温)・・・・特に女性に多くみられる症状として、手足が冷える、おなかが冷たい・・など全身の血流が悪く、代謝も落ちている。特に下半身の冷えは卵巣や子宮の血流循環に悪影響を起こす。

2 血液がドロドロ・・冷えからの影響が大きく血管が詰まりやすい。

3 腎機能・胃腸の機能が低下している・・・腎機能の低下は黄体機能不全・卵巣機能不全を起こす。また、胃腸が弱ると食物の消化・吸収がされにくく、更には冷え性、月経不順、排卵期が定まらない、という症状が出る場合も。 

まずはすべての根源になっている≪冷え≫をとる、ということが最優先すべきことでしょう。といっても、厚着をする、熱めのお風呂に入る、など単に外から温めるということではなく、大事なことは、内側から(自ら)温められるからだづくりをする、ということです。言い換えれば、生命の司令塔である脳幹がしっかりと働き、生体エネルギーが活性化することによってある程度の体温が保たれるようになり、ひとつひとつの臓器が活発に働ける環境が整っていることが肝心です。

医療機関で行われている不妊治療としては一般的に、

ホルモン療法・体外受精・人工授精・・・など一昔前に比べると研究も進み、格段に技術的進歩もみられます。が、その療法がしっかりと功を奏するようにご自身のからだの基礎づくりに目を向けることが、妊娠への一番の近道だと思いませんか。