便秘
便秘について
便秘とは、排泄物が大腸内に溜まっているにも関わらず、何らかの不調によって正常な排泄が行われない状態のことですが、「正常な排泄」には個人差があるため、何をもって便秘と定義づけられるのかは、明確ではありません。
日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。重要なのは、何日間便が出ていないかではなく、「残便感や苦痛を感じるか」だといえます。
便秘の原因
では便秘になるとどうして困るのでしょうか。
便秘というのは便が大腸内に溜まった状態です。この状態が続くと、悪玉菌が増加し、発がん物質や発がん促進物質、活性酸素などの有害物質が大量に発生します。そうすると、腸内の有害物質は腸壁から吸収され、血液として全身を駆けめぐり、様々な問題を引き起こす可能性があります。「たかが便秘」と放置すると大病に繋がる可能性がありますので、改善するべく努力しましょう。
便秘になる原因はさまざまあり
一般的に多い食物繊維不足や運動不足、
ストレスによる自律神経の乱れなどから、
大腸癌・腸閉塞など、
他の病気が原因になって便秘が発生しているケースまで、あらゆることが原因となります。
便秘薬使用時の注意点
便秘薬(市販薬)も様々なものが店頭に並んでいて、私たちは容易に手にいれることができます。そのためか安易に便秘薬に頼っている人も多くいるようです。
「飲んでおくと安心だから」と、予防と称して毎日のように市販薬を、まるでのど飴でも舐めるかのように気軽に飲んでしまうのは問題です。便秘薬に頼っている人の多くは「飲まないと出ないから」と訴えますが、薬を常用することで体(腸)が怠けてしまい、便を自力で押し出す機能を著しく低下させているという悪循環に陥っていることは、便秘解消に向けて大きな妨げです。根本的な原因の解決は、長い目で見ると将来的に本物の健康を手にするか否かに大きく関わってくるのです。
便秘のお悩みは当院へご相談ください!
便秘に関わるひとつの要因としてあまり知られていませんが、「脳の疲れ」があります。神経の中でも内臓をコントロールするのは自律神経です。「脳幹療法」を行うとまず自律神経の流れがスムーズになるので、その部下でもある内蔵すべての働きが活性化します。
食物繊維や水分を多くとるなどの一般的な改善法の裏に隠れて見落としがちな、根本的なことから見直してみましょう。